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名古屋市のリフレッシュ保育 は予約が取りにくい!申し込みに挑戦してみた結果

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こんにちは、くるみです。
東京から引っ越してきた私は一時保育は希望すればすぐに使えるものだと思っていたのですが、名古屋市の事情は全然違いました。

名古屋の一時保育(リフレッシュ保育 )を予約しようとしたら、全く空きがなくて、使いたくても使うことができませんでした。

その時は名古屋の一時保育の仕組みを知らず、使いたいときに誰でも利用できるサービスだと思っていたんですが、これは大きな間違いでした。

これを知らないと、私のように「預けたくても預けられない」事態に陥ります。

私が一時保育を使うために、実際に何件もの保育園に電話して、聞いたり調べたりしたことをまとめました。

この記事が役に立つ人

この記事は、

  • 名古屋市に住んでいて、これからリフレッシュ保育を使ってみようと考えている人
  • 県外から引っ越してきて、名古屋市の一時保育の仕組みを知らない人

に向けて書いています。

名古屋市の区役所の職員も口を揃えて「一時保育は希望者が多くて使えないことが多い」という

一時保育を使おうと思い立ち、まずは区役所に話を聞きに行きました。

その時に説明された内容は、ざっくりまとめると、こんな感じ。

  • 希望する保育園に直接電話して申し込んでね
  • リフレッシュ保育の予約は先着順だから、受付日は電話かけても繋がらないらしいよ
  • 各保育園のリフレッシュ保育の定員は、1日2人
  • リフレッシュ保育は希望者が多くて、電話がつながって予約申し込みしようとしても、枠がすで埋まっていることがほどんどで、使いたくても使えないって声を聞きますね

えぇぇぇ。なにそれ、ですよね。

窓口でこの説明を聞いて、「結局、使えないんじゃ意味ないじゃん」と思った。

電話してもつながらないくらいって…どんだけの争奪戦なの。

そもそもリフレッシュ枠が少ないからなんじゃないの?と不満に思いつつ、毎日毎日子供と一緒で、少し離れたいと思うこともあり、9月頃に申し込んでみることにした。

公立と民間保育園で一時保育の仕組みが違って分かりにくい

名古屋市の一時保育、もらったパンフレットを読んでも、かなり分かりにくかった。

窓口で聞いた説明は、公立保育園の話で、パンフレットによると、民間保育園でもリフレッシュ保育はやっている。

ただし、民間と公立保育園の一時保育の仕組み(予約方法など)が違っており、それがかなりややこしい。

ここからは県外から引っ越してきた筆者が、実際にリフレッシュ保育を使ってみようと調べたことを基に、公立保育園と民間保育園のリフレッシュ保育の違いを説明します。

名古屋のリフレッシュ保育について

まず一時保育は、3種類ある。

  1. 非定型保育 保護者の就労、職業訓練、就学などにより、週3日を限度として断続的に家庭保育が困難になる就学前のお子さんが利用できます。
  2. 緊急保育 保護者の傷病、災害・事故、出産、親族の看護・介護、冠婚葬祭・裁判員制度等社会的にやむを得ない事由により緊急・一時的に家庭保育が困難になる就学前のお子さんが利用できます。
  3. リフレッシュ保育 新たな気持ちで育児に取り組むための理由で利用ができます。

この中のリフレッシュ保育については、公立保育園と民間保育園で実施しています。

リフレッシュ保育はそもそも定員数が少ない

公立保育園での受け入れ枠は、1日あたり2人。

民間保育園は、6人が受け入れの限度としているけど、実際は一時保育の中の非定型保育や緊急保育の子供の受け入れもあるため、リフレッシュ枠で6人すべて使えるわけではない。

そこらへんは各保育園で受け入れできるかの利用調整しているそうだ。

私が民間保育園に12月の利用の申し込みしたときは、「非定型保育や緊急保育で埋まってしまい、12月はリフレッシュ保育は利用できません」と言われて、利用そのものができなかったこともあります。

公立保育園は、日によってリフレッシュ保育を実施している園が代わる

これは公立保育園のリフレッシュ保育だけの話ですが、パンフレットによると、「公立保育園は毎日市内で10か所程度、交代で実施している」とのこと。

ん?どういうことか分かりにくいですよね・・・。

つまりは、

リフレッシュ保育を受け入れられる公立保育園が市内97か所あり、 その園が毎日交代でリフレッシュ保育を実施している。 なので、日によって実施している保育園が異なる 

ということなのです。

これは名古屋市のウェブサイトに「リフレッシュ預かり保育事業実施予定カレンダー」というものがあり、それを見て、自分が使いたい日はどこの保育園がリフレッシュ保育を担当かを確認した上で申し込みをする。

例えば、家の近くの保育園に預けたいと思っても、自分が希望する日がその保育園がリフレッシュ保育を実施する園とは限らないんですよね。

公立保育園のリフレッシュを使う場合は、それがかなり面倒そう。

申し込みは1か月前!

公立保育園は、使いたい月の前月初日から申し込みが始まる。

最初に書いたように、区役所の職員ですら、「申し込み開始の1日は、電話かけてもつながらないと聞いている。

電話がつながった頃には、すでに希望日は予約が埋まっていてキャンセル待ちとか…」とのこと・・・これじゃ申し込みですら大変。

実際に私も電話したけど、つながった時には時すでに遅し。予約は埋まっていた。

どうやったら予約が取れるのよ・・・。

パンフレットには1週間前までと書いてあるけど、そもそも公立保育園は先着順だし、定員が2名のため、ギリギリに予約の電話かけても空きなど一切ない。

運よくキャンセルが出るといいけど、今のところキャンセルに当たったことなんてない。

では、民間保育園の場合はというと、その園によるけど、私が調べた限りでは、使いたい月の前月15日~20日頃に電話で申し込みの園が多かった印象。

すぐ使いたい時に対応できない

預かってほしいのって、突発の用事だったりしませんか?

例えば、就職活動を始めたお母さんが、突然来週1日預かってほしいとかあると思います。

これまでに書いてきた通り、申し込みは1か月前~最低1週間までのため、急に預かり保育をお願いしたくても対応してない。

「明日1日だけ預かってほしい」とか、利用者の「できればすぐ使いたい」というニーズには対応してないんです。

使えるのは月に3回が上限

公立保育園も民間保育園も、リフレッシュ目的での一時保育の利用は月3回まで。

そもそも上限が決まってるなんて・・・って感じ。

実際は利用できても月1回がやっと

月3回までと上限があるにも関わらず、申し込んでも月1回使えればマシな方。

利用者側から月〇回と指定していなくても、民間保育園の場合は、利用調整をした上で、月1回の利用ができればいいほう(実際に保育園で聞いた話)

使いたくても使えないのが実情

名古屋市のリフレッシュ保育はこんな仕組みのため、予約するのも大変。

キャンセル待ちしても、キャンセルは実際出ない。

つまり、はっきり言うと使えないのが実情です。

名古屋以外はどうなの?三鷹市の場合

私が以前住んでいた三鷹市では、一時保育の対象年齢が6ヶ月~だった気がします(うろ覚え)

うちが使いたいと思ったのが3ヶ月頃で、利用できる対象外の月齢だったので、一時保育を使う機会がなかったけど、いざというときの為に一時保育の説明だけは受けていたんです。

一時保育の登録だけを済ませておけば、希望する日に空きがあれば、すぐに子供を預けられるとのこと。

初めて預けるときは慣らし保育の意味もあり、2時間しか預けられない。

だけど月齢が上がってくれば、もう少し長く預けることもできるそう。

例えば、

来週の〇日空いてますか? →空きがあるので受け入れ可能です  

といった感じ。

これだったら、かなり気軽に預けることができるし、親が急に体調不良になっても、施設に空きさえあれば対応してくれるとのこと。

「これはいざという時に使える!」と思い、かなり頼もしかった。

実際のママ友の話だけど、旦那さんの持病が悪化し、急に入院になってしまった。

それぞれの実家も遠方で、子供を見てもらう人がいなかった。

旦那さんの入院中、子供を連れて面会が不可だったため、どうしようかと思ったけど、一時保育に子供を預けることができると聞いて、すぐにでも預かってもらえたそう。

最初に登録さえすませれば、すぐに預かってくれたから本当に助かった!と言ってました。

名古屋市の場合、事前に下調べと準備が必要

うちは9月に調べ始め、以前住んでいた三鷹市と同様、すぐに使えるだろうと思っていました。

いざ予約の電話をしたところ、10月分の予約がすべて終わってしまっていて、愕然としたのを覚えています。

「そろそろ限界…少しでいいから子供を預かってもらいたい」と思ったタイミングで探し始めても、今すぐに使えないのが名古屋市のリフレッシュ保育。

これ、かなりキツイ。

実家が遠方など、近くに子供を見てもらう人がいない場合は、リフレッシュ保育を使うかもしれないと、うっすらでも考えているなら1日も早く下調べや準備が必要です。

それに、民間保育園の中には、申込みの前に親子で面談が必須という園もありました。

面談して、園のOKがでないと、申込みができないような仕組みでした。

いずれにしても、すぐには利用できないってこと。

それでもリフレッシュ保育が使いたいなら、認可外という方法もある

名古屋のリフレッシュ保育が使えない(使いにくい)けど、リフレッシュするために子供を預かってもらいたいなら、認可外の保育園で独自に一時保育をしている所を使うという方法もあります。

認可外はだいたい時間いくらの金額設定なので、名古屋市の利用料金に比べると金額は高いというのがデメリットですが、

  • 時間の融通が効く
  • 空きがあればすぐにでも預けられる

というメリットは、親にとってはかなり大きいです。

うちの場合も市の一時保育は予約取れなくて、どうしても子供を連れて行けない用事があった日に、認可外の保育園に2時間ほど預けたことがあります。

たったの2時間だったけど、しっかりと見てくれたし、帰るときには先生が書いた保育日誌を渡してくれて、保育者目線でのコメントがあって、親としては預けて良かったと思ったし、満足度が高かったです。

まとめ:名古屋市のリフレッシュ保育は使えても月1回が限度。他の認可外などのサービスとの併用を検討したい

私みたいな県外から引っ越してきた人からすると(そうじゃない人でも?)名古屋のリフレッシュ保育は使い勝手が悪い。

予約すら大変な仕組みのうえ、月3回という上限。

そもそも3回も予約とれないけどね

金額的には、6時間以内は一律1200円という破格の安さなので、利用できるなら利用したい人がたくさんいるんだろうなと思います。

でも、使いたくても使えないサービスってどうなの?って思います。

名古屋市のリフレッシュ保育は、現実的なところで月1回が利用できれば良い方なので、それ以上に子供を預けたい場合は、金額は上がってしまうけど、認可外の保育園がやっているサービスを利用するのが現実的な解決策になりそうです。

月どのくらい一時保育が使えるのかは、家のお財布と相談ということになりそうですね。