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妊娠26週に切迫早産と診断され自宅安静に。33週の健診で急きょ入院となった話

            この記事を書いてから、1年たったのでリライトしました。

この記事を書いた頃は、2018年の7月。

やっと臨月を迎えた頃の、妊娠38週目。もういつでも産まれてきていい時期となり、今は毎日早く産まれておいで〜と陣痛を待っている生活をしています。

なかなかブログを更新できなかったのは、タイトル通り。 妊娠26週目にして、切迫早産と診断され、自宅安静となりまして… さらにその後、切迫早産が進んでしまい、33週で急きょ入院となりました(ToT)

ここまで本当に長かった……と思って、振り返りに書いてみました。

切迫早産と分かった発端は、風邪。

4月下旬のゴールデンウィーク前に風邪を引いてしまった。

妊娠中は薬が飲めないので、なんとか自力で風邪を治そうと2日ほど様子を見ていたけど、 お腹の赤ちゃんへの影響もあるだろうし…と夫が心配し、かかりつけの産婦人科を受診することに。

妊婦でも飲める風邪薬を処方してもらおうと思って受診。 先生が念のために、お腹の赤ちゃんの様子も見ておくために内診したところ、

子宮頚管の長さが短くなっていて、まさかの切迫早産との診断されてしまいましたΣ(゚Д゚)

26週まで、検診では特に問題なかったのに。

これまで仕事帰りに買い物をして帰ってくると、お腹が張ったりすることはあったけど、横になっていれば治まる。

検診のたびに、お腹の張りがあることは伝えていたし、内診でも問題なしでした。

だからこそ、ここでいきなりの切迫早産と診断されるとは、かなりショックでした_| ̄|○

先生の診断では、

  • 子宮頚管の長さが26mmしかない。
  • 25mm以下になると即入院が必要なレベル。
  • とにかく自宅で安静に!
  • 仕事なんて出来る状態じゃない→すぐに仕事は休むように!
  • 里帰り先に早く帰り、里帰り先の病院で見てもらうように

通っていた産婦人科は「産科セミオープンシステム」を実施しているクリニックだったこと、初産ということもあり、34週頃に実家へ里帰り出産する予定でした。

産科セミオープンシステムとは、 病院の設備とスタッフを地域の診療所の医師に開放(オープン)して、 共同で病院を利用するシステムです。 このシステムでは妊婦健診は近くの診療所で受け、分娩は病院や周産期センターで行うことにより、 分娩の安全性と妊産婦さんの利便性を保ちながら、 それぞれの医療機関の特性を生かした役割分担が可能となります。 妊娠中に切迫早産や破水、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、胎児発育不全などが生じた場合には、セミオープン先での診療に移行する形をとっております。

セミオープンシステムを採用している産婦人科だったため、切迫早産と診断された後は、

里帰り先で診察してもらうか? 東京の病院へ診察してもらうか?の二択でした。

もしこのまま切迫早産が進んで、子宮頚管がもっと短くなってしまった場合は、 今すぐに東京の病院に入院せざるを得ないという状況。 つまり、里帰り先への移動は絶対に不可!

なので里帰りを希望するなら、移動できる今のタイミングで早く帰った方がいいと。

あまりに突然の事態。

風邪薬を処方してもらおうと思っただけなのに、まさかこんなに大事になるとは…。 帰り道で泣きながら夫に電話をかけたのを覚えています。

そして、あまり物事に動じない夫も、少しパニックになっていたよう(笑)

受診したのは、ゴールデンウィーク直前の4月24日。 こんな状態でゴールデンウィークを過ごすのは、かなり不安でした。

なので早々に里帰り先の病院に連絡し、事情を説明し、ゴールデンウィークの中に診察してもらえることに。

こうして、ゴールデンウイークに半強制的に里帰りすることに決まったのです。

切迫早産とは?

切迫早産とは、早産になりかかってる状態のことを指します。

出産は、正産期と言われる37週以降に産まれてくることが望ましいんです。

それより早く産まれてきてしまうと、器官などがまだ完全に発達していないこともあり、赤ちゃんにトラブルが起こりやすくなる場合もある。

そうならないように、自宅安静や入院などして、37週を超えてから出産するのが理想なんですね。

詳しくは、公益社団法人 日本産科婦人科学会のページが参考になります。

自宅安静って?

「出掛けたりしないで、自宅でおとなしくしてればいいんだよね?」

東京で通っていた産婦人科の先生からは、細かいことまで説明はなかったので、こう思ってました。

ですが、これは完全な間違い!

自宅安静=ひたすら横になっていること。

家事も掃除も洗濯も何もしちゃダメだし、トイレと食事以外は起きちゃダメ!

妊娠している以外、身体は元気で動けるのに、動いちゃダメ。

朝から晩まで横になる。ただこれだけ。

昨日まで仕事して家事して・・・という生活をしていたのに、です。

これが自宅安静から入院に変わると、もっと厳しくなります。

32週の妊婦検診で、そのまま即入院となってしまった!

26週から毎日、自宅で横になり安静生活を続けていたのに、もうすぐ33週となる日の妊婦検診に行ったら、

[chat face="man1" name="先生" align="left" border="gray" bg="none" style=""]

子宮頚管の長さが22mmしかない!これはもう外来での診察じゃ無理、今すぐ入院です[/chat]

あれよあれよと言う間に即入院が決定し、24時間点滴と一緒の生活が始まりました・・・・

毎日横になって安静にして過ごしてたのになんで?

私の何がダメで入院になっちゃったんだろう…

というブルーな気持ちになり、入院した当日はベッドで泣いてしまいました。

点滴が始まってからは、すぐにお腹の張りも痛みも収まり、 24時間の安静って、ここまでやらなきゃダメなのかと入院してから納得。 むしろ入院して良かったのかもと思うことさえ出来ました。

32週6日の時点では、まだ1700gしかない、お腹の中の赤ちゃん。

この子が外に出てもいい大きさまで成長するまで、お腹にいてもらわなきゃ! 私が保育器となって、37週まではお腹で育てなきゃと覚悟ができ、入院してやっと諦めの境地に立てました。

傍から見ればラクそうに見えるけど、全然ラクなんかじゃない。

自宅でも入院でも、ひたすら安静にしていること。

これはホント苦痛でした。

お腹が張らないように横になる。これが今すべきこと。 その中で出来る事と言えば、テレビを見たり、スマホをいじったり、本を読んだりする程度。

身体を起こしていると、重力で子宮頸管の長さを短くしてしまう原因になるそうです。

ひたすら1日1日をなんとか消化してるだけにしか思えなくて、 出来ることはお腹の赤ちゃんのために安静にして過ごすのみ。

正直に言ってしまうと、人間らしく生きてる心地は全くしませんでした。

家にいればやりたいこともある。できれば家事もしたい。 産休に入ったら、友達に会ったり出産準備もしたかった。 それなのに切迫早産と入院で考えてた予定がすべて出来なくなってしまった。

喪失感、半端なかったです。

元気なマタニティライフを送れることが、どれだけ幸せなことなのかを痛感しました。

切迫早産以外は至って元気な身体なのに、家事も何もできず。

切迫早産と診断されてから、里帰り先の実家に帰るまでの期間は、約1週間でしたが、

「安静にして動かないで」 「家事は全部自分がやるから、とにかく安静にしていて」

夫からきつく言われたけれど、なにもできない自分のせいで夫に迷惑をかけてしまう。 自分がお荷物のように感じ 「どうしてこうなっちゃったんだろう」というのを、悶々と考える毎日。

できることといったら、テレビを見たりAmazonプライムで映画を見たり・・・ 横になること以外は何もできないけど、ぼーとしてるとネガティブなことを考えちゃうので、 時間を潰すのに必死でした。

Amazonプライム・ビデオ

切迫早産と診断されてからは、 仕事から帰ってきた夫にご飯を作ってもらい、洗濯・ごみ捨てなど、今までは分担していた家事をすべてお願いしなきゃならない。

ストレスや苛立ち、そして申し訳ないって気持ちしかなく、 実家に里帰りするまでは毎日へこんでました。

へこんだって現実はなにも変わらないのにね。 でも、それだけ「当たり前にできていたことが、何もできない」というのはつらいことなんだよね。

入院中、Twitterや看護師さんとの関わりで気持ちがラクになった

入院中ヒマ潰しのつもりでTwitterを見たら、同じように切迫早産で入院している人や自宅安静の人がいたんですよね。

普段Twitterはたまに見る程度で、つぶやくことはほどんどなかったけど、 私と同じようにみんな24時間ずっと点滴をしてる切迫早産の妊婦さんがいる。 血管の痛みや副作用に苦しんでいたりと、共感できることが多くて、 このときばかりはTwitterにすごく救われた。

ツライのは私だけじゃない、みんな頑張ってる!

Twitterでのメッセージのやりとりで気持ちがラクになり、お互い頑張ろうねって励まし合ったり。

また産院の看護師さん達が、とてもフレンドリーだったおかげで、

[chat face="woman2" name="看護師さん" align="left" border="pink" bg="none" style=""]出産で不安なことがあったら、事前の情報収集だと思って、何でも聞いてね[/chat]

これ、初産の私にとっては本当に心強かった。

それまでは、出産とか陣痛の痛みとか、経験したことないことだから、怖くて怖くて仕方なかった。妊娠してからも、夫に「出産が怖くて仕方ない」と嘆いたことも多々あった。

入院してれば、産まれたばかりの赤ちゃんの泣き声を聞くこともあるし、 陣痛で苦しんでるお母さんの声も聞こえてきたりしてた。

陣痛で苦しんでる様子が聞こえると、心の中で「頑張れ!」って応援したりしてた。

ツライのは私ばかりじゃないって思えてきたら、 (私の場合は正産期までの)「期限付きの入院なんだから、なんとか乗り切ってやろう」って気持ちに変わった。

4週間の予定だった入院も、結果は2週間で退院することができた。

入院中に逆子運動も継続していたら、逆子が治ってくれたので、 予定を早めて退院することができた。

退院が決まった時、看護師さんから 「良かったね~」 「毎日、逆子体操、頑張ってたもんね」 「次に会うのは出産のときだね~待ってるよ!」 と笑顔で送り出してもらえて、入院はツラかったけど頑張ってきて良かった・・・と救われた瞬間でした。

入院して、産院での様子が分かった途端、漠然とした少し不安が消えたんだよね。 そう考えるだけで、私には必要な経験だったのかもと思えてくるから不思議。

あとは元気な赤ちゃんを産むだけ!

この記事を書いた時はもう38週。もうすぐお腹の赤ちゃんと会える時期。

2か月以上も続いた安静生活も終わり、 逆に今は生まれてもいい時期なので陣痛を起こすために、どんどん動いてと言われるように(笑)

予定日まであと2週間、一日も早くわが子に会いたくて、 「陣痛まだかな~」という気持ちが強くなってきています。

産まれたらブログで出産報告とレポしますね!