早いもので、出産してもう6か月が立ちました。
娘のハーフバースデーも過ぎ、昨日まで出来なかったことが、今日はできるようになったりと、日々どんどんと成長を感じています。赤ちゃんの成長は早い!
生後2か月から、昼寝しなくなった
子供が2~3か月の頃、日中あまり昼寝してくれず、かといって夜もぐっすり眠るわけではなく、一日を通してずっとグズグズしている時期がありました。
当時は私も産後2~3か月で、体調も体力もまだ本調子とはいかない頃。一日中ぐずっている子供の相手をするのは、精神的にも肉体的にもしんどかった。
なかなか昼寝をしてくれない娘。
新生児の頃は、授乳したらコテっと寝てくれたのに・・・昼寝もあまり長くしてくれないし、日中もぐずぐずだし・・・どうにか寝てくれないかなぁ。なにが原因で昼寝しなくなったんだろう?
夜中の授乳もあって、ただでさえ体も疲れている。このままずっと短時間の昼寝が続いたら、私の体が持たない、しんどすぎる。
なんとかこの状況を打開したいと思い、たどり着いたのが、この本でした。
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この本のタイトルに書いてある「生活リズムひとつで、寝かしつけのいらない子供になる」という言葉に惹かれて、読んでみることに。
この本を読んで実践してみたので、レビューしてみたいと思います。
「赤ちゃんもママもぐっすり眠れる魔法の時間割」とは?
この本の著者は日本人ですが、南アフリカで子育てをされているというユニークな経歴の方。これは南アフリカ式の育児法だそうです。
南アフリカでは、共働きが一般的で、産後3か月程度でママ達も職場復帰をするそう。そのため、赤ちゃんにも早いうちから生活リズムを整えて、夜ぐっすり眠ってもらうためのスケジュールのようでした。
一日のスケジュール(この本でいうところの「時間割」)にそって、赤ちゃんの生活リズムを作ってあげれば、赤ちゃんでも寝かしつけがいらなくて、夜通し眠れるようになるとのこと。月齢ごとのスケジュールが書かれた内容になっていました。
[box04 title="参考になったところ"]
- 生活リズムを整える。朝は遅くても8時までに起こし、夕方の早い時間にお風呂に入れて、夜は20時までに寝かせるようにする。
- 授乳→お風呂→寝かしつけの順番で。
- 寝る時は、部屋を真っ暗に。小さい電気もつけない。
- 日中寝すぎないようにする(寝すぎても夜に寝付けなくなる)
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私にとって初めて読んだ寝かしつけの本だったので、参考になる部分が多かったです。
特に朝の起きる時間や夜に寝かせる時間など、赤ちゃんでも生活リズムを作って、それに沿って生活させることが大切と感じました。
この本を読む前は
それまでは、特に生活リズムを意識したこともなく、新生児の時と同じように、起きたいときに起きる・眠りたいときに眠らせるという感じでした。
2か月を過ぎた頃から、日中もグズっていることが多く、特に夕方からのぐずりがひどかった。
夕方からのスケジュールは、こんな感じでした。
今思い出しても、この頃は本当にしんどくて、特に夕方になるのが憂鬱でした。夕方17時頃からぐずりタイムに突入。寝る→起きる→ぐずるを繰り返し、23~24時頃にやっと就寝という感じ。
お風呂に入れた後は、すぐ寝かしつけをしていたけど、ぐずって眠れないことが多くて。結局寝てくれないまま、私たちの夕食の時間と重なってしまい、毎回ぐずって泣く子供をあやしながら、バタバタと忙しく食事をしていました。
やっと寝たと思って夕食を食べようとすると、寝室から泣き声が聞こえてきたり。寝かしつけても、そのまま朝まですんなりと眠ってくれることがなくて、私は娘の寝かしつけにかかりっきり。ごはんを温かいまま食べれることがほとんどなかったなぁ・・・。
やってみたら、変化があった!
この本を読んで、すぐに生活リズムを整えてみたら・・・なんと朝まで眠ってくれる日ができました!
本を参考にして、生活リズムを以下のように変えてみました。
毎日ではないですが、20時~5時くらいまで寝てくれる日が増えました。
当時は生後2~3か月ということもあり、もちろん夜~朝まで一度も起きないというわけではなかったけど、以前と比べて長く眠ってくれるようになって本当に助かりました。
それに夜も早く寝てくれるおかけで、私たちもゆっくりと夕食を食べれるようになりました。
実践してみての感想
日中のぐずりが多少よくなり、少しだけご機嫌で過ごす時間が増えてきました。
夜は眠ってくれる時間が以前よりも早くなったおかげで、私も早く寝れるようになりました。トータルの睡眠時間も増えて、おかげで疲れも取れるようになってきました。
これは、本の内容を実践して良かった点です。
でも逆に本の内容を実践しても改善できなかったところもあります。
うちの場合は、昼寝がこのスケジュールのように行かない。なぜか30分程度しか眠ってくれずに途中で目覚めてしまうんです。
そのため、すべてこの本の通りに実践することが難しく、参考になった部分だけ取り入れるスタイルに落ち着きました。
生活リズムを整えることが重要
この本に書いてあったのは、遅くても21時頃までに眠らせた方がいいとのこと。
うちの場合は、今までは大人のスケジュールに合わせて生活させてきたので、娘が眠るのが24時頃でした。
本を読んで、いかに遅くまで娘を起こしていたのかと反省。どおりで疲れてくる夕方からぐずりがひどくなるわけだ・・・娘にはかわいそうなことをしていたと申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。赤ちゃんはもっと早い時間に眠る必要があったんですね。
生活リズムを整えて、毎日朝の起床時間と夜の就寝時間は同じ時間になるようにしました。
昼寝については・・・
うちの場合は昼寝は全然うまくいかず、スケジュール通りには実践できなかった。
うちの子は昼寝は眠っても30分。なぜか30分きっかりで起きてきてしまう。
困ってしまい、本を見返してみたら、このように書いてありました。
- 生後2~3か月でお昼寝をしなくなるのは、体力がついてきたから
- 起きている間に、身体を使った遊びをして疲れさせましょう
- 時間割(スケジュール)通りに昼寝してくれない時は、1時間ほど起こして、身体を疲れさせてから昼寝させよう
昼寝でうまく寝付けなかったら、本に書いてある通りに1時間ほど起こして遊ばせようとしてみたけど、当時は2~3か月の赤ちゃんで、まだ首も座ってない状態...
「身体を使って遊ぶって、何をしてあそばせたらいいやら?」と困りました。
特に遊び方などはこの本には言及されておらず、昼寝の時間を延ばすための解決策は載っていなかった。
ここは改善できない部分でした。
夕方は寝かせすぎない
日中の昼寝は寝すぎても夜に寝付けなくなるそう。
本に書いてあったのは、
- 1回の昼寝は、1時間半以上は寝かせないようにする。
- 夕方5時すぎに昼寝した場合は、15分程度で起こすように
これはどちらも試してみたのですが、うちの場合は長く寝すぎないように昼寝時間を調整しても、夜通し眠ってくれることはなく、夜中も目覚めてしまいました。
あくまで、うちの子の場合ですが、「寝かせすぎること」と「夜に寝付けなくなる」は関係ないような感じがしました。
まとめ
うちの場合、昼寝がうまくいかず、完璧に本のスケジュール通りに実践するのは難しかったし、うちの場合は残念ながら生活リズムを整えただけでは「寝かしつけ不要」とまではいきませんでした。
この本を読んで良かった点・悪かった点は、
- 生活リズムを整えると、日中のぐずりも減り、ニコニコしている時間が増えた。
- 長く昼寝させたくても、眠ってくれる時間はコントロールできず、書いてあるスケジュール通りにいかない
- 昼寝の時間を伸ばすための具体的な解決策が載っていない
- 身体を動かす遊びとは?月齢ごとに、具体的な遊び方まで教えてほしかった
この本の提唱している南アフリカ式が子供に合うか・合わないか?は、試してみないと分からない。まずは読んで、参考になる部分だけを取り入れてみてもいいかもしれません。
赤ちゃんの眠るための基本的な環境を整えるという意味では、一読の価値があったと思います。
日本の育児は、赤ちゃんの生活リズムができるまで親が合わせるスタイルですよね。それは現代の核家族ではなかなか難しい。睡眠不足や疲れが溜まってくると、いくら母親でも限界を感じます。
親が赤ちゃんの生活リズムを作ってあげることで、日中もぐずることなく過ごせるようになっただけでも、この本を試した価値がありました。
おかげで今は、娘が眠った20時以降は夫とゆっくり食事できるようになりました。こうやってブログを書くこともできています。
育児の合間に少しでも自分の時間が取れるようになったので、この本に出会えてよかったです。
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